月組公演『グレート・ギャツビー』【感想】
三井住友VISAカード ミュージカル『グレート・ギャツビー』
-F・スコット・フィッツジェラルド作“The Great Gatsby”より-
脚本・演出/小池 修一郎
20世紀アメリカ文学の最高峰と言われる「グレート・ギャツビー」。1991年雪組で『華麗なるギャツビー』として世界初のミュージカル化に成功。2008年には月組が日生劇場で再演し好評を博しました。
宝塚歌劇として3度目の上演となる今回、永遠の主人公ジェイ・ギャツビーを演じるのは、傑出した演技力を誇る月城かなと。新たなる大劇場一本立て公演として、月組の魅力溢れるキャストが、豪華なミュージカル作品をお届け致します。
名曲「朝日の昇る前に」はそのままに、更にバージョン・アップした2022年版『グレート・ギャツビー』に、ご期待ください。https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2022/greatgatsby/info.html
華麗なるギャツビー
1991年雪組公演が初演、1992年に中日劇場でも上演。
このときは併演ありの2本立て。
2008年の月組日生劇場公演で『グレート・ギャツビー』に改題。
初演の脚本に推敲・加筆、規模を拡充し一本立て作品として上演。
感想
初演も再演も見たことなくて、2009年の再演をさらっと流し見したのと、映画を昔見たことあるな、程度の前知識です。
ジェイとデイジー
うまく言葉にできないけれど、れいこちゃんのお芝居には引きつけられるというか、お芝居が上手という言葉は十分ではないなと、改めて感じました。
れいこちゃんのお芝居は演技をしているように見えないところが好きです。
回を重ねるごとに深まっていくというところとはまた別の軸で、全く同じお芝居が見られないというのも舞台の魅力の一つだなと毎度実感させられます。
うみちゃんはヒロインをずっと演じてきただけあってヒロインらしさの表現力は抜群です。
ただデイジーは、小池先生によりグレート・ギャツビーがタカラヅカナイズドされたことによってヒロイン化されたのであって原作のデイジーはいわゆるヒロイン像とはかけ離れた存在なので、これをどう演じられるかという興味が演目が発表されたときからありました。
うみちゃんの演じるデイジーは、ギャツビーと離れた5年間での変化が再会後のギャツビーの前では少なく、「バカな女の子」として周りに流されて年月を過ごした自分よりもルイヴィルでジェイに恋した時の自分のほうが好きなのだと感じられてうみちゃんの「永遠の恋人」の解釈ってそういうことなのかなと思いました。
デイジーは「自分を取り巻く環境」が変わってしまったと思っているけれど、それだけではなくてデイジー自身もやはり変化しているなと。
かつて「気まぐれ」であったことを語ることのできる彼女はもはや天真爛漫な少女ではないわけで。
自分の人生で最も輝かしい瞬間を彩っていた男に「現在の自分」を通してそれを見つめ愛されることが、デイジーにとっての救いだったのかな?
トム・ブキャナン
アメリカの貴族ってこんな感じなのか~というのが第一印象。
歴史のなさや教養のなさを気にしているがゆえに、その価値を否定したいのだろうなという雰囲気を感じた。
トムはデイジーもパメラすらも愛しているようには見えなくて、登場人物の中で一番理解が出来なかった。
デイジーのこともプレゼントで口説いているし、物質的なものにしか価値を感じられないという意味では、デイジーと合っているのかもしれないけれど。
トム・ブキャナンはジェイの生き方と真逆にいて、生まれながらの金持ちで、一途さの欠片もなく、絶対に自分の手は汚さない。
そこも含めて、どうしてその立場から卑怯だと他人のことを言えるのだろうというところも疑問。彼は自らの行いに矛盾を感じないのだろうか。
ウィルソン夫妻
マートルのじゅりちゃんもよかった。じゅりちゃんはなんでもそつなくこなすイメージだな。マートルをはじめとするフラッパーガールズとトムとの“愛人関係”に関する温度差が分かりやすかった。
マートㇽがデイジーの名を口にしてトムにはたかれる場面で、ウィルソンが出てきたら何事もなかったかのように立ち上がる時の雰囲気が、隠し事をしている本人が現れた時の”それ”でリアリティがありました。
ジョージ・ウィルソンは、トムに頭が上がらなかったり遊び歩いているマートルに強く言えなかった姿とマートルが嘘をついていることが発覚した場面やマートルがひき殺された場面での姿のギャップが大きくて衝撃的でした。るうさんの迫力あるお芝居に飲み込まれそうでした。
マートルはウィルソンを「女なんかよりも車が好き」というけれど、ウィルソンはある意味マートルのことを愛していたんだろうなとはマートルが殺されたときの様子で感じられたけれど、それはマートルが求めていた形ではなかったのかな?とかそもそもウィルソンからの愛を求めていたわけではないのかな?とか考えてみたけどあまり纏まらなかった。
さいごに
大劇場ではほとんど公演ができなかったことは残念でしたが、こうして東京公演が無事に千秋楽まで完走できて、本当によかったです。
退団者のみなさん、ご卒業おめでとうございます。
公演の終わりって、2度と会えないお別れなのでいつも寂しいです。
あがたのバウ!『Sweet Little Rock 'n' Roll』【感想】
バウ・ミュージカル・プレイ『Sweet Little Rock 'n' Roll』
脚本・演出/中村 暁
シェイクスピアの「から騒ぎ」を下敷きに、舞台を1950年代のアメリカに移してハイスクールに通う若者たちの恋模様を描いた『スウィート・リトル・ロックンロール』。
1985年に月組で上演されたフレッシュでエネルギッシュなミュージカル作品を、2022年版にリメイクしてお届け致します。
ロックンロールの軽快なリズムに乗せて繰り広げられる青春ミュージカルと、HOT&COOLなナンバーで構成されたフィナーレが、雪組バウホール公演を盛り上げます。
https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2022/sweetlittlerocknroll/info.html
最近シェイクスピアを下敷きにした作品が多い気がする!
シェイクスピア「から騒ぎ」(Much Ado About Nothing)
ウィリアム・シェイクスピアによる喜劇。
1598年から1599年頃に初めて上演されたと言われており、1600年に出版された。
『空騒ぎ』は名誉、恥、宮廷政治などに関する真剣な考察を含みつつも全体としては非常に陽気で楽しい作品であるため、一般的にシェイクスピアの喜劇の中でも最良の作品のひとつと考えられている。物語は二組の恋人同士を中心に展開する。ベネディックとベアトリスが策略にかかって互いに対する愛を告白するようになる一方、クローディオが恋人ヒーローを不実だと思い込んで結婚の祭壇で拒絶する。ベネディックとベアトリスは協力してこの間違いを正し、最後は二組が結ばれるのをダンスで祝って終わる。
Sweet Little Rock 'n' Roll
1950年代のアメリカを舞台に、高校生達の青春を描いた明るく楽しい物語。
ビリーはオハイオの田舎からリール・ハイスクールへやってきた転校生。
彼は学校中の高嶺の花と自惚れているシンディーと同じクラスになるが、女の子に騒がれてニヤつく男は嫌いとビリーを無視しようとするが、顔を合わせれば二人は口喧嘩ばかりしていた。
一方、ロバートはメアリーに一目ぼれ。
ロバート達フットボールチームの顧問であるフレディはロバートとメアリーをくっつけるアイデアを思いつく。
クラスメイトにチンピラの役目をさせ、ロバートにヒーロー役をつとめさせるのである。
二人がデートしている時、なんと本物のチンピラが現れ、かろうじてロバートは面目を保つことができ、メアリーはそんなロバートを見直した。
フレディは今度はビリーとシンディーをカップルに仕立てる計画をたてる。
喧嘩ばかりしている二人をくっつけるにはそれぞれがお互いに好意を抱いていると知らせ、互いに意識をさせればよいという訳で、ロバートとメアリーが作戦を実行した。
その計画は成功したのでしょうか…?
果たして、ビリーとシンディーの恋の行方は……?
キャスト
- ビリー: 縣 千
- シンディー: 夢白 あや
- グッドマン: 奏乃 はると
- レディ: 真那 春人
- マクリーン: 愛 すみれ
- ぐいぐいジョー: 天月 翼
- マーガレット: 妃華 ゆきの
- ローラ: 羽織 夕夏
- ロッキー: 眞ノ宮 るい
- ケイト: 琴羽 りり
- スタージョン: 麻斗 海伶
- ロバート: 彩海 せら
- マット: 一禾 あお
- ストーキィー: 真友月 れあ
- ロウ: 稀羽 りんと
- ジュニア: 壮海 はるま
- ジュディ: 愛羽 あやね
- ジュリー: 莉奈 くるみ
- マーシィー: 天咲 礼愛
- ティム: 蒼波 黎也
- スーザン: 麻花 すわん
- ジェイン: 菜乃葉 みと
- パット: 風雅 奏
- メアリー: 音彩 唯
- ルーシィー: 琴峰 紗あら
- ポーラ: 愛空 みなみ
- ジョニー: 希翠 那音
- ヒル: 月瀬 陽
- エルトン: 霧乃 あさと
- ミリー: 華純 沙那
感想
シェイクスピアっぽい!(それはそう)
なんというか、展開がピガールとかと似てる。
バウで若手がやるのにふさわしい演目だなと。
総じて楽しい感じなのが好き。
ビリーとシンディが罵り合ってるところもテンポ良いし。パーティーのシーンの縣ビリーが恰好良いなって。
シンディーの夢に出てくるビリーが貴公子なの、ガチで理想高いやつじゃんってちょっと笑っちゃった。
フィナーレ急にK-popで始まるからちょっとびっくりするね。
中村暁先生はK-pop好きなの? ドリチェでれいこちゃんにルビベ当てたのも中村暁先生よね。Heartbeat好きだけど、縣のイメージじゃないというか、若手が歌いこなせる曲ではないような。
最近の男性アイドルがどちらかというと中性的で爽やかかつ軽やかなイメージなら、男性的でセクシーかつ重心低めなイメージだから、選曲がポップスの中でもチャレンジングだなと。
ジェンヌさんの歌うポップスって独特だけれど、特有の味というか魅力があるよね。
結構好き。
ただ歌でさえリズムのキレ悪いなって感じることが多いのでラップやらせるの攻めてるなって毎回思う。
縣千
縣は子供っぽいという言う意味ではないけれど、高校生役が似合うなと。
でももっとかわいかったよね?ちょっと目を離した隙に格好良くなってやがる…
思っていたよりも歌が歌えていて、リフトもできていて。キスシーンは本公演のクオリティには及ばないけれども、やや荒いように見えるところが勢いのある若さの表現に見えるなと。
夢白シンディーの夢のシーンの白軍服の貴公子も似合っていて素敵でした。
でもご挨拶の縣は我々の知っている縣で少し安心してしまったよ。
縣の一見感覚派のアーティスト気質のようで意外と思考型なところが好き。
夢白あや
安定にかわいい。表情にややはいだしょうこの雰囲気を感じた。縣とのデュエットも結構よかった。
最初のお衣装だけ、めちゃくちゃ細いから肩隠してあげて!ってなったけど。一幕終わりのお衣装とか可愛いしとても似合っていて素敵でした。
彩海せら
壬生義士伝で子役やってた時はもっとかわいい感じだったけれど、こちらも大人になられて…渋みが出てる!
音彩唯
かわいい!めっちゃ可愛い!そしてバリ推されね。
お人形さんっぽい可愛らしさをお持ちなので、娘役らしい娘役さんになっていくんだろうなと思うと楽しみ!
さいごに
青春!最高!ハッピー!って雰囲気のミュージカルを久しぶりに見て、ポジティブなエネルギーを浴びたので明日からもまた頑張ろうと思いました。
月組 宝塚大劇場公演 休演者
宝塚大劇場公演 休演者
1月16日(日)11時公演より千秋楽まで休演[更新]
(月組)蓮 つかさ ※怪我のため休演いたします。
■代役[1月20日(木)11時公演より] 『今夜、ロマンス劇場で』
・狸吉 蓮 つかさ→朝陽 つばさ
・警官 朝陽 つばさ→彩路 ゆりか
1月22日(土)15時30分公演より千秋楽まで休演[更新]
(月組)きよら 羽龍
※怪我のため休演いたします。
※1月25日(火)の新人公演も休演いたします。
■代役 『今夜、ロマンス劇場で』
・淡路千景【妖怪の歌姫】 きよら 羽龍→白河 りり
・写真の女 きよら 羽龍→菜々野 あり
■代役 新人公演 『今夜、ロマンス劇場で』
・萩京子 きよら 羽龍→白河 りり
・淡路千景【妖怪の歌姫】 白河 りり→代役なし
全日程休演 (月組)一乃 凜
※怪我のため休演いたします。
※1月25日(火)の新人公演も休演いたします。
(月組)朝雪 薫
※体調不良のため休演いたします。
※1月25日(火)の新人公演も休演いたします。 ※復帰時期未定となっておりましたところ、全日程休演いたします。
https://kageki.hankyu.co.jp/news/20211223_005.html
きよら 羽龍
Twitterで途中からおはねちゃんがいなかったというツイートが複数あったので、もしやとは思っていましたが、怪我で休演とのこと。
おはねちゃん、ダルレークの恋ではヒロインの妹役でしたし、桜嵐記では新公ヒロインで、おだちんのバウでヒロインやっていたので、今回の新人公演の本役さんがさち花さんで少し意外でした。
それでも代役りんりんなのは推されだからいい役もらってるのかなとも。
さいごに
今回怪我休演めっちゃ多くないですか?
遠くから心配することしかできないですが、生徒さん方の健康と安全を祈っています。
ヴェラキッカ 【感想】
ヴェラキッカ
観てきました!
(またしても時差)(先週です)
繭期は深いぞ。TRUMPシリーズです。
美弥ちゃんのイメージにノラがめっちゃ合ってて、末満さんさすがだなと。
そんなにがっつり沼にはまっているわけではなくてハロプロ伝いでLILIUMから存在を知り、あゆっち目当てでグランギニョルを見に行って、それ以来キャスト気になってチケット取れたら、くらいの軽さでゆるゆる見てる感じ。
本職ヅカオタなので美弥ちゃんというかもはやあゆっちメインで見ている部分が大いにある。
シリーズとしての知識はないし、考察とかできないタイプの人間です。
東京建物Brillia HALL
ホワイエは結構好き。二階席だったけど、わりと場内の通路は良い感じだった気がする。私の観察眼がダメだったのかもしれないけど、チケットチェックから客席までの動線でお手洗い見つけられなかった。
先人たちのレビュー的には死席だったけど、実際座ってみた感じ死とまではいかないけれどそれなりに見ずらかった!
あと、後ろの照明ぎゃん当たりで眩しかった。
全然見切れるとかは(多分)なかったのだけれど、見やすいとは言えない感じでしたね。だってさすがに東宝ですら、ミラーボール回ってる時くらいしか光が当たって眩しいってことないじゃないですか。それがデフォだったので結構きつかったです。
他の席で見ないと見切れているかどうかすら分からないので、劇場の話はこれくらいで。
キャスト
- ノラ・ヴェラキッカ:美弥 るりか
- シオン・ヴェラキッカ:松下 優也
- カイ・ヴェラキッカ:古屋 敬多
- ジョー・ヴェラキッカ:愛加 あゆ
- クレイ・ヴェラキッカ:大久保 祥太郎
- マギー・ヴェラキッカ:斎藤 瑠希
- ウィンター・ヴェラキッカ:西野 誠
- ロビン・ヴェラキッカ:宮川 浩
- キャンディ・ヴェラキッカ:平野 綾
- 養子たち:畑中 竜也、山﨑 感音、伊藤 わこ、金井 菜々、千歳 ふみ、能勢 うらら
https://verachicca.westage.jp/pages/5451952/page_202110221234
感想
(ネタばれありというか、本編の話があまりないというか)
普通にライトなヅカオタで、TRUMPシリーズの履修はそんなにって感じです。
ヴェラキッカは愛加あゆさんを目当てにチケット取ったので、基本オペラであゆっちを追ってました。
あゆっちは本当にかわいいです。女の子が一度は憧れたことある女の子って感じのビジュアルだと思う。
あと歌がうまいです。
雑踏のシーンにもいたと思う(あんまり自信ないけど)
あゆっちの歌めっちゃ好きなの。コーラスだとなじむのに、何人かで歌ってるときはいるかいないかわかりやすいところも好き。
ノラが主役だと思って見に行ったから、展開のキーというだけではなくてシンプルにこれはキャンディの話なんだなと途中で思い直して、でも最後まで見るとむしろマスター的ポジションであるシオンが主人公なのだろうかと。
”ノラ”の存在については、TRUMPシリーズを1作でも見たことある人なら早々にピンとくるかなと。
初めて見たのがグランギニョルだったのだけれど、あそこまでのしんどさや裏切られた感覚、困惑みたいな感情にはならなかった。
グランギニョルはキマりすぎて終演後にロビーで円盤予約しちゃったもん。でも重たいの知ってるからめったに見ない。
ヴェラキッカは比較的優し目で地獄感が薄かった。わりとハッピーエンドだったし。
何か見落としてるかな?
構成が朝ドラっぽいような?幸せ→波乱→結末みたいなところが。
終わったときにここで終わるの?救いがない。死にたいむしろ死なせてくれみたいな絶望の淵エンド希望だったから、そこまではまってないのかも。
話は面白かったし、ミュージカルとしてのクオリティは高かった!
結構挿入歌って感じじゃなくてしっかりセリフ的な歌詞なのに歌にしっかりはまっていて、総じて好きです。
さいごに
話のスケールや舞台の構成がすごいなと毎度思うし、ちゃんと既存作品履修したいなと思ってはいるのですがなかなか手が回っていなくて悔しいです。
LILIUMの新キャストめっちゃ楽しみ
コンフィデンスマンJP 英雄編 【感想】
コンフィデンスマンJP 英雄編
見てきました!初日に!
(なのに今更感想を書くという)(寝かした割に感想が浅くて粗いし乱雑)(多分もう1回は見るからその前に書き残したい)
みんな大好きコンフィデンスマンJP!
あらすじ(いらんやろ)
マルタを舞台に当代随一の腕を持つコンフィデンスマンによって密かに受け継がれる〈ツチノコ〉の称号をかけてダー子、ボクちゃん、リチャードが真剣勝負をする話。
お目当ては3人とも踊るビーナス。
登場人物
いつメン
いつメンはいます、いつメンなので。
子猫ちゃん
プリンセス編のときはコックリ広瀬すずに似てるな~って思ったけど今回全然似てなかった。私はモナコ推しです。弟子感がたまらんかわいい。
三代目ツチノコ
3人の師匠。伝説のコンフィデンスマン。角野卓造さん。
ジェラール・ゴンザレス
オサカナ。元マフィアの治安の悪さえっぐい。城田優ってこっち系もいけるんだという学びを得た。
畠山麗奈
あまりにもギャルでびっくりぽんだった。生田絵梨花って乃木坂でコゼットなイメージだったから、めっちゃ似てるな~って思ってたらまさかの本人だったしんどい。
マルセル真梨邑
インターポールっていうたびにドヤってて可愛い。瀬戸康史ってこんなサイコパスやる人でした?
丹波
映画の最初と最後で一番印象変わったかもしれない。彼は何も変わってないのにね。一番騙された気がする。松重豊さん。
HPで名前出てない組
公式とかちゃんと見ないで行ったからさ、奪われた男の役名「奪われた男」なのびっくりしたしまんますぎて。
謎の女の真木よう子、あまりにも真木よう子で好き。でも写真の謎の女パート気づかなかった。
感想:ネタバレあり
ダー子ってさ、
忘れてるけど去り際の姿とか見ると顔面ど美人大天才だな(当たり前だよ長澤まさみだもん)って思い出す。
そしてダー子大丈夫かなって思わされる展開にはなるけど、いつでも彼女は圧倒的にゲームマスターなんだよね。好き。
マルセル真梨邑
あまりにもいかにもで、さすがに早々に怪しんでいたんだけど、実在の人物がちゃんと存在しているのコンフィデンスマンって感じ。
ただガラ悪いなっておもってたら本人もそこそこガラ悪くて狼~
脚本
そこまでズルいタネじゃないのに、気持ちよくダマされた!ってなる脚本なの本当にすごいよね。
しかもシリーズだけど知らなくても楽しめて、知ってるともっと楽しめる仕組みなの最高じゃん。プリンセス編を初めて見たけど普通に面白くて、でもドラマとロマンス編履修したらもっと面白くて。脚本家ってすごいな~
古沢良太さん、リーガルハイも書いてるんだ... 天才…?
仕込みが大掛かりでやっぱりすごいな楽しいな!
本編
ど頭のシーンの腕、ダー子かと思ったら違った。
映画で、フィクションなので、映るものすべてに意味があると思うと誰だろう?ってすごく気になったのにすぐ終わったからキーマンなのは理解したけれど、まさかコックリだとは!って驚いた。
ただ冷静になれば、
3人はツチノコではなさそう→その段階でフランスにいる女性=ダー子の子猫
という発想はあって然るべきだったよなと。
ひゃ~コックリきゃわわ~
東京の街を歩いてるコックリの恰好をしたコックリ、コックリだ~ってなるよね。コックリとミシェル・フーの差がえぐいんじゃ。
安定のボクちゃんの詐欺師やめる宣言。
手段は問わない、一番稼いだ人が勝ちってルールなのに、みんな同じオサカナ狙いなのをおかしいと思わないボクちゃん本当に善良~
ジェラールのところにボクちゃんとダー子がたどり着くころにはマルセルがもうしっかり来てて、なぜか食卓を囲む流れになるの笑ってしまった。
マルセルとダー子の探り合いめっちゃドキドキした!探り合いというか一方的にダー子が疑われているんだけど。
相手が警察官だと名乗ると自分の演技を取り繕うことに必死で相手のことを疑えないってセリフが最後に偽マルセルに返るの面白かった。
リチャードがツチノコ名乗ってるのも、それを疑わずに自分たちを裏切ったと考えるボクちゃんがいいキャラすぎて。
なんだかんだボクちゃんはダー子のことを分かってる風演出の後にくるネタバレでダー子のこと全然分かってないことがわかるの本当に草。
その点ダー子はボクちゃんのことを知り尽くして作戦を立てているなといったところ。
牢獄のシーン好き。あれどう考えてもあの建物の中に牢屋があるのおかしいし、仲間が全員同じ房に入るわけがないじゃん。本当に警察なら。
マルセルのネタバラしの後にダー子側のネタバラしがある二段階構成で、色々わかっているうえでなおダマされることができる仕組み、本当にラブ。愛しかないんだが。
マルセルの隠れ家の仕組みも古典的だが有効な手段で、いやコネって生きていくうえで大事だなと思わされた。
そしてそこでジェシーが薫るの本当に最高だった。
いやスタァとジェシーはずるいって!
そんでもって真梨邑かっこいい~~
本物の前で堂々と自己紹介してボコられるマルセルおもろくて好きです。
今回は3人が別行動だから振り返りが3人分あって、実際の動きとしては普段よりも少ないような気がするんだけどそれを感じさせないボリューム感で圧巻でした。
なんとなく運勢編履修していると真の目的は3人のバトルではないだろうなと察せられるけれどもボクちゃんを生贄にすることで新鮮さもある展開で(これは普段なら五十嵐じゃないかな?)、いつものコンフィデンスマンJPらしい面白さと新作映画としての面白さが両立されていてさすがです。
ジェラールのビジュアルが、とにもかくにも元マフィアの説得力がありすぎてな。城田優がでかいのか生田絵梨花が小さいのかわからんけど身長差ありすぎてなんかリアリティがあった気がするというかなんというか。程よいアングラ感があった。
まとめ
もう一回見ます。
解釈が浅すぎる
まってまだ赤星の話もタンバリンの話もしていないのに...
組替え出た
ありおだのどっちか動くかななんて思ってたら組替え!
月組
暁 千星・・・2022年5月27日付で星組へ組替え
※異動後に最初に出演する公演は未定です。雪組
彩海 せら・・・2022年1月26日付で月組へ組替え
※異動後に最初に出演する公演は未定です。
暁 千星
あさあり→ありおだときて遂にありちゃんが月組を旅立つ日が来るなんて… 信じ難い。月組のトップさんが真咲さんだった頃に新公主演してたりしたから、真咲さんの子的なポジションの生徒さんが月組から旅立つのすごく寂しい。
ただ星組は月組と違ってしっかり2番手が空いているのでそこに入れてくれると信じているぞって感じ。さすがに栄転だよね?みたいな。
ただなぜ星組が長身を集めているのか謎。
彩海 せら
縣のバウがあがあみの最初で最後の別箱共演だったかと思うと大変にエモい…
知らないだけで別箱一緒にやってたら笑うけど
あみちゃん、縣だと縣の方が推されてるってことを横におけばあまりファン層が食い合わないというか、魅力が違うところにある印象だったけど、おだちんだともろ被りでは?という懸念がないこともない…
雪でも割と小柄なイメージだったけれどサイズ感どうなんだろうね。
咲城 けい
102期ってことしか知らないや。
天飛華音との兼ね合いで出されるのかな?
同じ感じだと98期の綾凰華が星組→雪組で新公主演させるための異動っぽかったけど、咲城くんの場合、結局縣がいるからな...
新生月組
ありちゃんが抜ける月組はそこの補充ないからおだちんが三番目に繰り上がるのかな?踊れる路線男役消えたけどショーはやらないのかな?
みやカチャ的な感じでるねれんこん使うのかなと一瞬よぎったけれどどうなんだろう。
おだちんが極美や聖乃より強いってことあるのかな?
月組若いイメージだったけれど、トップの学年的にも現状違いがないわけだからおだちんが極美や聖乃より先に上がるの想像できないな~
なってみないとわからない話ではあるけど。
ちなつさんはポジション的に2番目ではあるけれど、新公主演してないし上がるかと言ったらそうではなさそうじゃん?
で、96~99で間に入ってきそうな人もいないわけじゃん?
え、おだちんなのかな。
総じて
星組は二番手入れてトリデンテ固め、ダンス強化、月組は芝居強化って方向性なのかな、現トップの特色に合わせて。
しっかりトレードになっててちょっと面白い。
『今夜、ロマンス劇場で』配役
映画『今夜、ロマンス劇場で』
映画監督を夢見る青年・健司の前に現れた1人の女性。
彼女の正体は、彼がずっと憧れていた絵緒がの中のお姫様・美幸だった。
“逢いたい”気持ちが奇跡を起こし、出会うはずのなかった2人が出会い惹かれあう。
2人の恋のゆくえは……
STORY
映画監督を夢見る青年・健司が密かに想いを寄せるのは、通い慣れた映画館・ロマンス劇場の映写室で見つけた古いモノクロ映画のお姫様・美雪。今は誰も見なくなったその映画を、毎日のようにくり返し見ていた健司の前に、ある日奇跡が起きる。美雪が健司の目の前に突然現れたのだ。その日から2人の不思議な同居生活が始まった。
モノクロの世界しか知らない美雪にカラフルな現実世界を案内する健司。同じ時間を過ごす中で、2人は次第に惹かれ合っていく。しかし、美雪にはある秘密があった。現実の世界に来るための代償で、人のぬくもりに触れたら美雪は消えてしまうのだ。そんな中、美雪は映画会社の社長令嬢・塔子が健司に想いを寄せていることを知る。
好きだから触れたい、でも触れられない……。
この切ない真実に2人はどう向き合い、どんな答えを出すのか──
- 美幸 ── 綾瀬はるか
- 牧野健司 ── 坂口健太郎
- 成瀬塔子 ── 本田翼
- 俊藤龍之介 ── 北村一輝
- 山中伸太郎 ── 中尾明慶
- 吉川天音 ── 石橋杏奈
- 本多 正 ── 柄本明
- 病室の老人 ── 加藤剛
公演解説
2018年に公開され、大ヒットを記録した映画「今夜、ロマンス劇場で」。映画愛に溢れる世界観と映像美、ファンタジックなストーリーで多くの観客の心を捉えた名作を、宝塚歌劇で舞台化致します。
映画監督を目指し助監督として働く健司は、足繁く通っていた映画館・ロマンス劇場で、奇跡的な出会いを果たす。それは、映写室で見つけ繰り返し観ていた古いモノクロ映画のヒロイン・美雪──健司が密かに憧れ続けていた女性であった。突然モノクロの世界から飛び出してきた美雪に、戸惑いながらも色に溢れる現実世界を案内する健司。共に過ごすうちに強く惹かれ合っていく二人だったが、美雪はこの世界へ来る為の代償として、ある秘密を抱えていた……。
配役
ありちゃんの大蛇丸ってどんなお役になるんでしょうね。
下級生娘役のセブンカラーズがかわいいだろうなというところと、歌姫役取ってくるきよら羽龍の強さ…
ただ妖怪の歌姫の怪しさったらない
役絶対少ないって思ってた割には振られてるような気がします。嬉しい。
詩ちづるちゃんがいないのさみしいね…
山中伸太郎が風間なのも意外だな~ さすがにありちゃんかと思ってました。
老人がいないので多分れいこちゃんなのかな…
映画と結構違いそうなので予習するか悩ましい