「竜とそばかすの姫」【感想】

「竜とそばかすの姫」

見てきました!
流行に乗れているんだか乗れていないのだかわからない絶妙に微妙なタイミングで。

感想の前に

微妙なタイミングだなと思ったのは、見に行った映画館では既に大きいスクリーンでの公開が終わっていた点と小さめなスクリーンではあるものの1日3回上演されており全ての回が(半減とはいえ)ほぼ完売していた点から。

週末だけれど、まだそこそこ人いるんだなと。
これ7月くらいからやってるよね?

ざっと感想

「映画館で見るべき」の解釈

間違いなくこの「竜とそばかすの姫」という映画は映画館で見るべきだと思われる。

ただ、その理由はそこまでポジティブじゃないかも。
パソコンのモニターや一般家庭のサイズのテレビで見るのはもったいないくらい絵が綺麗。これに尽きる。

ありふれた物語

というか、なんだろう良くも悪くも「知ってる話」のような感覚が見ていてずっとあって。それはたぶん構成が一般的な少年/少女の成長物語という点でもそうだし、バーチャルの世界でトラウマを乗り越えてその経験をもってして現実世界でも認められる、だとか成長する、みたいな話としてもそう。

その不満感のようなものを映像美と音楽で握り潰してくる感じ、嫌いじゃないけど。

母親が「見知らぬ子供」を自らの命を犠牲にして助けたように、すずも「他人」の竜のために自らのAsをアンヴェイルするなど犠牲を払うことをいとわず助けようとする、ような親子の共通点とか。

めちゃめちゃ予定調和じゃない?

キャラクター

すずが結局しのぶくんのこと好きなのも、しのぶくん側が勝手に保護者面してたくせにやっと解放される、これからは普通の友達(ニュアンス)のようなこと言うの普通にイラッとした~~

ルカちゃんがカミシンのこと好きなのもド定番の流れすぎてな。

ベルがすずってことをなんやかんや知ってる合唱隊の皆様の存在が田舎を感じさせてくれてとてもよかった。

ヒロちゃんは何者?プロデュース力が田舎の高校生のそれではないよ。

総じて

あまり好みではなかった。
(ラブストーリーもハッピーエンドも青春物語も好きじゃないからかな)

好きだなって感じたキャラクターがメインキャストじゃないと、良さが全然出てない…って少し悔しく感じることがあるんだけど、今回はルカちゃんがそれだった。
なんかきっともっと魅力的な女の子なんだろうなって。

そんでめちゃめちゃすずにイラッとした(敗因)