『元禄バロックロック』予習ノート

日本史弱者の元禄、あるいは忠臣蔵予習帳。

日本史アレルギーがひどくて本当に何もわからない。

『元禄バロックロック』

作・演出/谷 貴矢

花、咲き乱れる国際都市、エド。そこには世界中から科学の粋が集められ、百花繚乱のバロック文化が形成されていた。
赤穂藩藩士の優しく真面目な時計職人、クロノスケは、貧しいながらもエドで穏やかに暮らしていたが、ある日偶然にも時を戻せる時計を発明してしまい、人生が一変する。時計を利用し博打で大儲け、大金を手にしてすっかり人が変わってしまったのだ。我が世の春を謳歌するクロノスケであったが、女性関係だけは何故か時計が誤作動し、どうにも上手くいかない。その様子を見ながら妖しく微笑む女性が一人。彼女は自らをキラと名乗り、賭場の主であるという。クロノスケは次第に彼女の美しさに溺れ、爛れた愛を紡いでいくのだった。
一方、クロノスケの元へ、元赤穂藩家老クラノスケが訪ねてくる。コウズケノスケとの遺恨により切腹した主君、タクミノカミの仇を討つために協力してほしい、と頼みに来たのだ。だがそこにいたのは、かつての誠実な姿からは見る影も無くなってしまったクロノスケだった。時を巻き戻したいと嘆くクラノスケに、時計を握りしめ胸の奥が痛むクロノスケ。だが、次の言葉で表情が一変する。コウズケノスケには、キラと言う女の隠し子がいることを突き止めたと言うのだった・・・。
元禄時代に起きた実話をもとに、様々なフィクションを取り入れ紡がれてきた、忠臣蔵。古来より普遍的に愛されているこの物語を、愛とファンタジー溢れる令和の宝塚歌劇として、エンタメ感たっぷりにお送りします。 クロノスケとキラ、二人の時がシンクロし、エドの中心で愛が煌めく。バロックロックな世界で刻む、クロックロマネスク。
この公演は、演出家・谷貴矢の宝塚大劇場デビュー作となります。 

https://kageki.hankyu.co.jp/revue/2021/baroquerock/index.html

谷貴矢 

バロックロック

これはバロック+クロックの造語

バロック

ポルトガル語のbarroco(ゆがんだ真珠の意)に由来する、16世紀末から18世紀に欧州で流行した芸術様式。自由な感動表現、動的で量感あふれる装飾形式が特色。

バロックとは - コトバンク

クロック

時計。
急に普通で戸惑うけど、時計職人出てくるし時計だと思う。時計が物語のキーっぽいので。

ロマネスク

ロマンroman(小説)から派生した語で、小説のように奇異な、空想的な、伝奇的な、荒唐無稽な、といった意味をもつ。文芸用語としては、奔放な想像力によって、現実の論理や事象の枠を超え、幻想の世界にまで飛翔する性質をいう。 

ロマネスクとは - コトバンク

もうこの3つのキーワードで谷貴矢の趣味がわかるよね。
過去作品のタイトルと毛色はおなじか

 

忠臣蔵ファンタジー

忠臣蔵

元禄期に起きた赤穂事件を基にした創作作品。

元禄

赤穂事件

元禄年間に、江戸城・松之大廊下で、高家吉良上野介義央(きらこうずけのすけよしなか)に斬りつけたとして、播磨赤穂藩藩主の浅野内匠頭長矩(あさのたくみのかみながのり)が切腹に処せられた事件。さらにその後、亡き主君の浅野長矩に代わり、家臣の大石内蔵助良雄(おおいしくらのすけよしたか)以下47人が本所の吉良邸に討ち入り、吉良義央らを討った事件

設定

とすると、徳川綱吉柳沢吉保と思われる人物も登場するので概ね史実通りというか、忠臣蔵に沿ったストーリーとして読めるのかな。

赤穂藩士は47人から10人選抜されているのか

多分この対応だと思う... だから何ではあるけど。

シンプルに

大金を手にして人が変わって、女の美しさに溺れて爛れた愛を紡ぐのありがちすぎんか?

それがいいのか?

歴史上の人物の名前って現代とは読み方が違って難しいよ?
でもそれってカタカナにしたから読みやすいわけでもなければ、名前がカタカナなだけでSF感が出るなんてこともないわけでしょう。

あと、「国際都市」設定で公使が2人、外国人の学者が1人ってそんなことある?
実際は町人の様子が国際色豊かな可能性はあるけど…

女の名前がほとんど植物なの意味ある?ないなら手抜きすぎん?

賭場の名前がラッキーこいこいなのセンス独特すぎて1周まわってすき。

 

花組さん観劇できる日はまだまだ先ですが、楽しみです。
ひとまず初日のレポ待機してます…