公演中止，そして再開 - すみれ色の雑記帳

同程度の規模の商業演劇では一番発表が遅かったですね．劇団四季，東宝演劇部と同様に8日までの休演を発表しました．

そこから，劇団四季，東宝演劇部は追って休演期間の延期を発表していましたが宝塚歌劇は特に音沙汰なく....

これはもしや強行突破か...などと囁かれていましたが．やはり，再開のお知らせが来ました．

宝塚大劇場では9日から公演が再開されます．これは確かに早いかなとも思うんです，兵庫県でも感染者が出ていますし．しかし，9日は星組公演千穐楽です．華形さんのラストですし，逆にいうと明日やってしまえば13日まで公演はないんです．

単純に喜べる状況ではないですが，華形さんが大劇場で大階段を降りられることが嬉しくないというと嘘になります．

雪組公演真っ只中です．東京は月曜日が休演日なので，10日から再開になります．千穐楽が22日ですからあと10日あまり，逃げ切れるでしょうか．退団者が3名もいらっしゃいますし千穐楽さえ出来ればいいというわけでもないのでしょうが，この再開が悪手だったということにならないようにと祈るばかりです．

場所柄歌劇関係者以外の人通りも多い場所ですし，新橋にある電通や丸ビルの従業員に感染者が出てますから．正直怖いです．

本公演当日券の事前販売が行われましたね．必要以上の人が大勢集まる場を極力無くすという意味では良い判断かと思います．

人が密集するのが良くないとのことなので立見券の販売中止も仕方ないかと．

劇場側も様々な対策を行っていくようです．本当に，なんとかなってほしい．

そもそもどの程度の効果があるのかもわからないですし，実際にこの新型コロナウイルスがどのようなものなのかが良くわからないということが怖いのだろうなと感じます．

特に用事がないのになんとなく足が劇場に向いてしまう，という気持ちも理解できますが．感染拡大の防止という意味では，観劇以外のときには劇場付近に立ち寄らない方が良いかと思います．もしご自身がキャリアだった場合に劇場に入られる方と接触してしまうのは皆様にとっても本意ではないと思いますので．

本当に大好きだからこそ，その存続が揺らぐような問題が起きないことを祈ることしかできないことが本当にもどかしいです．愛する人が苦しむ姿を見たくはないけれど，どちらに転んでも決して歩きやすい道ではないでしょうから．

自粛を首相官邸として要請しているわけですから，中止した分の財政的な補填をして欲しいという気持ちになってしまいます．